今、チャレンジしようとしていることがあるんです。
今いるここに留まっていることの気楽さと、違う世界への憧れと、踏み出すリスクへの恐怖のあいだで、揺れ動いています。
自分の過去を振り返りながら、ブログに「今」を書き残していきたいと思っています。
ずっと抱えてきた違和感
私は研究者ですが会社員、しかも新卒で入社した会社にずっといて、17年近くになります。
この業界ではめずらしいことでもなく、私の会社は特に離職率が低いので辞める人の方が目立ってしまうくらいです。
研究者になりたいと思ったのは高校生のころで、大学、大学院を経て今の職に就いたわけですが、いつからか「何か違う」と感じていました。
私は夢中になると寝るのも忘れて入れ込むなのですが、専門分野に関してはそれがなかったんです。
もちろん手を抜いてきたわけではありません。
でも、フツー。きわめて、フツー。
職場でも「ザ・研究者」と認識される人々は、最新情報の収集スピード・量が半端なく、休日でも論文を読むのが楽しみだったり、そんな感じ。
私にはそこまでの情熱はわいてこない。
しかも、博士課程卒のドクターたちにはどうしてもかなわないものがあって、半ば開き直っているところがある。
そのことには入社3,4年ですでに気づいていました。
専門分野への自信のなさからモノも言えず、ただのおとなしい子になっていて、リーダーシップのかけらもありませんでした。
「自分には、特徴がない。」
今思えば、行動もせずただ悶々と悩んでいたようにも思います。
リーダーになりたい
転機は入社9年目にやってきました。
その頃には自分が研究で力を発揮するには、研究リーダーになることだと考えていました。
専門性がとびぬけて高いことではなく、基本的な専門性を土台に、人をまきこみ、研究をマネージすることは自分に合っているのではないか。
子供のころは学級委員や生徒会をやっていたし、人や仕事をとりまとめて推進することは得意なつもり。
もっとも仕事では萎縮してしまっていて何もできていないが…。
その少し前に年末の研究所の大掃除で責任者になり、80人ほどを仕切って裁いたのですが、それを見ていた先輩が上司にこう報告してくれました。
「今年の大掃除は非常に円滑に進みました。芽瑠さんのリーダーシップの賜物です」
私は心の中で”こういうの、私にとってはなんてことないくらい普通にできるのですよー!”と叫びたくなりました。
でもいざ業務となるとできなくて、そんな自分に悶々としていたんです。
だから、初めは”肩書き”でもいいから「研究リーダー」になって自分の立ち位置を確立したい、そう思っていました。
(続く)
#61
投稿者プロフィール

- 都内在住アラフォー企業研究者。職場の人間関係に悩んだ経験から、「自分らしさ」「自己肯定感」を模索する日々。特技は料理。長年の不定愁訴を解消すべく分子栄養学と結び付けて健康で美味しい食生活を目指している。好きなモノは美味しいものとオットくん。趣味は旅行と山歩きと飲み歩き。♦ Facebookページ ♦ Twitter
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