苦しみの方程式、幸せの方程式

先日参加した講演会で、こんな方程式を教えていただきました。

苦しみ = 痛み × 抵抗

幸せ(幸福度)= 快感 ÷ 執着

 

演者から会場の皆さんへのメッセージということで紹介されたのですが、これが私の心をぐっと掴みました。

私なりの解釈

痛みと快感は、自然とやってくるもの。

生きていれば発生する。好むと好まざるに関わらず。

では、苦しみが少なく幸せな人と、苦しみばかりで不幸せな人は何が違うのか?

それを決めるのが抵抗と執着。

 

痛みなんてこっち来るな!

こんな痛み、どこかに行っちまえ!

なんで私だけ苦しいの!

痛みなんてないよ。痛くないもん!

どれも抵抗です。

来るのを拒む。追い払おうとする。恨む。なかったことにする。

抵抗すれば抵抗するほど、苦しみが増幅される。

 

もっともっと幸せがほしい!

幸せよ、どこにも行かないでここにいて!

あの人より私の幸せの方が大きいはず!

どれも執着です。

たくさんほしがる。しがみつく。人と比べる。

執着すれば執着するほど、幸福度が下がる。

 

だから、抵抗と執着を手放せば、もっと楽に、もっと幸せになれるんですね。

抵抗していたことに気づく

この話を聞いてすぐに思ったことは「私、ずっと抵抗してきたんだ」ということでした。

なんで私にはこんなことばかりふりかかるんだろう?

どうせ私のことなんて誰も理解してくれない、と拗ねてみたり、現実を直視することから逃げたり。

思えば、そうしているうちに、どんどん苦しくなって行きました。

抵抗と執着との付き合い方

抵抗と執着は、生存本能です。

身を守るための防衛反応だったりもする。

だから、両方ともあって当然なんだろうな。

大切なのは、抵抗と執着に支配されないこと。

まずはそれらの声に耳を傾けて、受け入れてあげる。寄り添ってあげる。

それから、抵抗と執着は、私が何を求めているから、何を大切にしたいと思っているから起こるのか、どんな価値観を持っているから起こるのか(※)を問うてみる。

例えば、安心、思いやり、信頼といったことかもしれないし、能力、挑戦、成長といったことかもしれない。

頭で考えるのではなく、内側から聞こえて来るのを待つ。

そして、最後に、ありがとうを言う。

 

※NVCのニーズリスト

幸せな人生へ

演者の方のメッセージを自分なりに咀嚼してみました。

苦しみも幸せも素直に受容できる自分でありたいと思いました。

 

 

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投稿者プロフィール

芽瑠(める)
都内在住アラフォー企業研究者。職場の人間関係に悩んだ経験から、「自分らしさ」「自己肯定感」を模索する日々。特技は料理。長年の不定愁訴を解消すべく分子栄養学と結び付けて健康で美味しい食生活を目指している。好きなモノは美味しいものとオットくん。趣味は旅行と山歩きと飲み歩き。♦ Facebookページ ♦ Twitter